メルセデス・ベンツ・シターロ - Wikipedia

メルセデス・ベンツ・シターロ

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メルセデス・ベンツ・シターロG
Mercedes-Benz O530 CITARO-G Kanachu A201.jpg
Mercedes-Benz O530 CITARO-G Kanachu A201 rear.jpg
O530 神奈川中央交通

メルセデス・ベンツ シターロ (Mercedes-Benz O530 "CITARO") はダイムラーグループのエボバス (EvoBus) が製造する大型路線バスノンステップ構造を標準で採用し、1997年のシュトゥットガルトUITPでO405Nの後継モデルとして登場、2007年までの10年間で1万7500台が生産されている。製造工場はドイツマンハイムフランスリニー=アン=バロワスペインサマーノエボバス・イベリカ社 (EvoBus Ibérica S.A.))。

目次

[編集] ラインアップ

シターロ
エッセン(ドイツ)での採用例
シターロG
オランダのバス快速輸送システム「Zuidtangent」での採用例
キャパシティー
シターロL
インゴルシュタット(ドイツ)での採用例

[編集] 都市型モデル

シターロ
標準モデルの2軸車。2扉または3扉。
  • 全長: 11.95m
  • 全高: 3m
  • 重量: 10.9t
  • 座席定員: 28~40人
シターロK
2006年に追加設定されたショートボディの2軸車。2扉。
  • 全長: 10.5m
  • 全高: 3m
  • 重量: 不明
  • 座席定員: 不明
シターロG
2車体の連節バスで、先頭車両が前後2軸、後部車両が後1軸。後部車両にエンジンを搭載するプッシャー方式である。3扉または4扉。
  • 全長: 17.94m
  • 全高: 3m
  • 重量: 28t
  • 座席定員: 48人
シターロGL「キャパシティ」
2車体の連節バスで、先頭車両が前後2軸、後部車両が後2軸。後部車両にエンジンを搭載するプッシャー方式である。4扉。
  • 全長: 20m
  • 全高: 3m
  • 重量: unknown
  • 座席定員: unknown
シターロL
ロングボディの3軸車。2扉または3扉。
  • 全長: 14.995m
  • 全高: 3m
  • 重量: 不明
  • 座席定員: 42-46人

[編集] 郊外型および都市間向けモデル

シターロÜ
全長12mクラスの2軸車。
シターロMÜ
全長13mクラスの2軸車。
シターロGÜ
前2軸/後1軸の連接バス。
シターロLÜ
全長15mクラスのロングボディの3軸車。

[編集] エンジン

3種類が設定されており、いずれも水平型(横置き)直列6気筒、ヨーロッパの排出ガス規制ユーロ3対応。ユーロ4対応バージョンは尿素SCRを採用する。

  • OM906hLA(排気量6374cc、最高出力231HP・245HP・279HP (170, 180 or 205kW))
  • OM457hLA(排気量11967cc、最高出力252HP・299HP・354HP (185, 220 or 260kW))
  • M447hLAG(排気量11967cc、最高出力252HP・326HP (185kW or 240kW)、CNGエンジン

2005年からはユーロ5規制にも対応している。

オートマチックトランスミッションZF ECOMAT(5速または6速)、フォイト(4速)が設定される。

[編集] 水素燃料電池バス (O530BZ)

シターロ燃料電池バス (O530BZ)

欧州車初の燃料電池バスとして2002年に開発された。2007年末現在36台が営業実証運行に供されている。

  • 全長: 12.0m
  • 全高: 3m
  • 重量: 15t(車両総重量18t)
  • 座席定員: 30人(立席込み60~70人)
  • 燃料電池: 150kW×2基(バラード・パワー・システムズ製)
  • 電動機: 205kW×1基(ZF製6速ATを併用)
  • 1回の充填で走行可能な距離: 200~300km
  • 水素タンク総容量: 44kg(1890リットル)※水素ガスは純度99.999%のものを35メガパスカルに圧縮

2003年からCUTE(ヨーロッパのためのクリーンな都市交通)プロジェクトおよびECTOS(環境配慮型都市交通システム)プロジェクト参加車両として実証運行が行われており、その後欧州以外の地域でも実証運行が行われている。2007年末現在運行されている都市は下記のとおり。

[編集] 日本におけるシターロ

運転席 最前部から見た客室
運転席
最前部から見た客室

右ハンドルのイギリス仕様車をベースとした車両が2007年以降日本に輸入されているが、それまでに日本に輸入されたバス車両と異なり、欧州仕様の車両がほぼそのまま導入されている[1]。例えば、日本の保安基準においては、定員30人以上のバス車両には非常口を設置しなければならないこととされているが、本型式では非常口は設置されておらず、代わりに窓ガラスを割るためのハンマーが設置されている[2]。輸入に際して国土交通省で安全性の確認を行なった結果、非常口と同等以上の安全性が確保されていると判断されたため、本車両では非常口の設置に関する基準については適用除外とされている[3]。また、車体幅も欧州の規格である2550mmのままでの導入となった[2]。車体幅2550mmの車体が特認を受けたことについては、バス識者からも「非常に意義深いこと」と評されている[1]。一方で、寒冷地であるイギリスと異なり、日本の高温多湿な環境に対応する必要がから、アフリカ向け車両などに使用される熱帯仕様の冷房装置を装備することで対処する[4]など、日本での使用に合わせた対処も行なわれている。

日本における初導入例は2007年12月に神奈川中央交通が4台導入したシターロGで、納車は同じダイムラーの傘下にある三菱ふそうトラック・バスが担当した[5]2008年2月4日より、厚木市内の路線で運行を開始[6]。2010年には、これまで使用していた既存の連節バス車両(ボルボ製KC-B10MC改)の置き換えのために、京成バスが10台を導入、2010年中に合計15台まで増備する予定とアナウンスされている[7]

[編集] その他

[編集] 脚注

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  1. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻499号 p148
  2. ^ a b バスラマ・インターナショナル106号「神奈川中央交通のツインライナー第2弾が運行開始」p11
  3. ^ 国土交通省の公示(PDFファイル)による。
  4. ^ バスラマ・インターナショナル106号「神奈川中央交通のツインライナー第2弾が運行開始」p14
  5. ^ 三菱ふそうトラック・バスの「2008年1月15日付プレスリリース」による。
  6. ^ 厚木市の「平成19年12月定例記者会見」による。
  7. ^ "2010年1月28日付読売新聞『マリン球場へ ベンツ製連節バス』". 2010-01-29 閲覧。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

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